薄毛対策研究室

2024年1月
  • 湯シャン効果を最大限に引き出す正しいやり方

    かつら

    お湯だけで髪と頭皮を洗う湯シャンは、正しく行えば頭皮環境を整え、髪本来の美しさを引き出す効果が期待できます。しかし、やり方を間違えると、かえって頭皮トラブルを招く可能性もあるため注意が必要です。ここでは、湯シャンの効果を最大限に引き出すための正しいやり方とポイントをご紹介します。まず、湯シャンを始める前に、ブラッシングを丁寧に行うことが重要です。ブラッシングには、髪の絡まりを解くだけでなく、頭皮の汚れやフケを浮き上がらせる効果があります。乾いた髪の状態で、毛先から優しくとかし、徐々に根元へと進めていきましょう。次に、お湯の温度です。熱すぎるお湯は頭皮に必要な皮脂まで奪ってしまい、乾燥を招く原因となります。逆に、ぬるすぎると皮脂汚れが十分に落ちません。一般的に、三十八度から四十度程度のぬるま湯が適温とされています。体温より少し高いくらいを目安に、心地よいと感じる温度に調整しましょう。そして、洗い方です。シャワーヘッドを頭皮に近づけ、指の腹を使って頭皮全体を優しくマッサージするように洗います。爪を立ててゴシゴシ擦ると頭皮を傷つけてしまうため、絶対に避けましょう。特に、皮脂の分泌が多い生え際や頭頂部、後頭部は念入りに洗い流すことが大切です。洗う時間としては、三分から五分程度を目安に、髪の長さや量に応じて調整してください。シャンプーを使わない分、お湯だけでしっかりと汚れを洗い流す意識が重要です。洗い終わったら、タオルドライも優しく行います。ゴシゴシと擦るのではなく、タオルで髪を挟み込むようにして、ポンポンと水分を吸い取ります。ドライヤーで乾かす際も、頭皮に直接熱風を当てすぎないように注意し、髪からある程度離して、全体を均一に乾かすようにしましょう。湯シャンを始めたばかりの頃は、髪のべたつきや臭いが気になることがあります。これは、頭皮の皮脂バランスが整うまでの移行期間と考えられます。無理せず、週に数回から始めるなど、徐々に慣らしていくのがおすすめです。また、整髪料を多用する方や、皮脂分泌が非常に多い方は、お湯だけでは汚れを落としきれない場合があるため、自分の頭皮の状態をよく観察し、必要であればシャンプーと併用するなど、柔軟に対応することが大切です。正しい湯シャンの方法を理解し、実践することで、頭皮と髪の健康を守り、その効果を実感できるでしょう。

  • 縮毛矯正で髪が傷むメカニズムと薄毛への影響

    AGA

    縮毛矯正は、強いくせ毛も美しいストレートヘアに変えることができる画期的な技術ですが、その一方で髪へのダメージが大きい施術であることも理解しておく必要があります。このダメージが蓄積すると、髪が細くなったり、抜けやすくなったりして、結果的に薄毛の印象を与えてしまうことがあります。では、縮毛矯正で髪が傷むメカニズムはどのようなものなのでしょうか。縮毛矯正のプロセスは、大きく分けて3つのステップから成り立っています。まず第1ステップは、「軟化・還元」です。1剤と呼ばれるアルカリ性の薬剤を髪に塗布し、髪の内部にあるシスチン結合というタンパク質の結合を切断します。このシスチン結合が髪の形状を決定しているため、これを切断することで髪を柔らかくし、まっすぐにしやすい状態にします。この際、アルカリ性の薬剤は髪のキューティクルを開く作用もあるため、髪内部の水分やタンパク質が流出しやすくなります。第2ステップは、「熱処理・成形」です。ストレートアイロンなどを使って、軟化した髪をまっすぐに伸ばし、熱を加えることで形状を固定します。この時、高温のアイロンを使用するため、髪のタンパク質が熱変性を起こし、硬くなったり、もろくなったりする可能性があります。特に水分が不足した状態で高温の熱を加えると、ダメージはより深刻になります。第3ステップは、「酸化・固定」です。2剤と呼ばれる酸化剤を塗布し、切断されていたシスチン結合を再結合させ、まっすぐな状態を固定します。この酸化プロセスも、髪にとっては負担となります。これらの化学的処理と物理的な熱処理が繰り返されることで、髪は以下のようなダメージを受けやすくなります。まず、キューティクルの損傷・剥離です。これにより、髪内部の水分や栄養分が流出しやすくなり、髪がパサついたり、ツヤが失われたりします。次に、髪内部のタンパク質の変性・流出です。これにより、髪が細くなったり、弱くなったり、切れやすくなったりします。さらに、薬剤が頭皮に付着した場合、頭皮の乾燥や炎症を引き起こし、フケやかゆみの原因となることもあります。頭皮環境が悪化すると、健康な髪の成長が妨げられ、抜け毛が増える可能性も出てきます。これらのダメージが蓄積し、髪一本一本が細く弱々しくなると、全体のボリュームが失われ、薄毛に見えてしまうことがあるのです。