薄毛対策研究室

2024年3月
  • 美容師が教える。薄毛を招かない縮毛矯正の受け方

    円形脱毛症

    くせ毛の悩みを解消し、美しいストレートヘアを手に入れることができる縮毛矯正。しかし、その一方で髪や頭皮へのダメージも気になるところです。特に薄毛を心配されている方にとっては、できるだけ負担をかけずに施術を受けたいと考えるのは当然でしょう。美容師の立場から、薄毛を招かない、髪と頭皮に優しい縮毛矯正の受け方のポイントをお伝えします。まず最も重要なのは、信頼できる美容師を選ぶことです。縮毛矯正は、薬剤の知識、毛髪科学の理解、そして高度な技術が求められる施術です。経験豊富で、カウンセリングを丁寧に行い、お客様一人ひとりの髪質や状態に合わせた施術を提案してくれる美容師を見つけましょう。次に、カウンセリングでの情報共有です。「薄毛が気になっている」「以前、縮毛矯正で髪が傷んだ経験がある」「頭皮が敏感である」など、ご自身の髪や頭皮の状態、悩みを正直に伝えてください。これらの情報は、美容師が最適な薬剤を選定し、施術方法を工夫する上で非常に重要になります。遠慮せずに伝えることで、より安全で負担の少ない施術に繋がります。施術内容については、美容師からの提案をよく聞き、疑問点があれば遠慮なく質問しましょう。例えば、ダメージを最小限に抑えるために、髪のpHをコントロールする処理剤を使用したり、高品質なトリートメントを併用したり、アイロンの温度を低めに設定したりといった工夫が考えられます。また、薬剤を頭皮に直接つけない「ゼロテク」と呼ばれる塗布技術も、頭皮への刺激を軽減するのに有効です。施術頻度も重要なポイントです。髪への負担を考えると、縮毛矯正は頻繁に行うべきではありません。理想は、伸びてきた根元部分だけをリタッチすることです。全体への施術は、髪の状態を見ながら、できるだけ間隔を空けるようにしましょう。美容師と相談し、ご自身の髪に合った適切な施術サイクルを決めることが大切です。そして、施術後のホームケアも非常に重要です。美容師から、ご自身の髪質に合ったシャンプーやトリートメント、正しい洗い方、乾かし方などのアドバイスを受け、それを実践してください。日々の丁寧なケアが、縮毛矯正によるダメージを軽減し、美しい髪を長持ちさせる秘訣です。薄毛を気にされている方も、これらのポイントを押さえることで、髪と頭皮への負担を最小限に抑えながら、縮毛矯正のメリットを享受することができるはずです。

  • 専門医に聞くフィナステリド単剤治療の実際

    AGA

    本日は、長年AGA治療に携わってこられた皮膚科専門医の田中先生(仮名)に、フィナステリド単剤治療の実際についてお話を伺います。先生、フィナステリド単剤での治療は、どのような患者さんに推奨されることが多いのでしょうか。田中先生「はい、フィナステリド単剤治療は、主にAGAの初期から中期程度の患者さん、特に抜け毛の増加が気になり始めた方や、現状の毛量をできるだけ維持したいという方にまずお勧めすることが多いですね。まだ薄毛があまり進行していない段階であれば、フィナステリドのDHT抑制効果によって、十分に進行を遅らせることが期待できます。」効果を実感するまでには、どのくらいの期間が必要でしょうか。田中先生「個人差が大きいですが、一般的には服用開始から3ヶ月から6ヶ月で抜け毛の減少を感じ始め、半年から1年で髪にハリやコシが出てきたり、産毛が増えたりといった変化を自覚される方が多いです。焦らず、根気強く継続することが大切です。」フィナステリド単剤の限界についてはいかがでしょうか。田中先生「フィナステリドは、あくまでDHTの生成を抑えることで抜け毛を防ぐ『守りの治療』という側面が強い薬剤です。そのため、既に薄毛がかなり進行してしまっている方や、より積極的な発毛を希望される方には、フィナステリド単剤だけでは効果が物足りない場合があります。そのような場合には、ミノキシジル外用薬の併用や、デュタステリドへの変更などを検討することになります。」副作用について、患者さんからよく聞かれることはありますか。田中先生「性機能に関する副作用、例えば性欲減退や勃起不全などを心配される方は確かにいらっしゃいます。発生頻度は数パーセント程度と低いのですが、皆無ではありません。治療開始前にしっかりと説明し、万が一そのような症状が出た場合には、すぐに相談していただくようお伝えしています。多くは一過性であったり、減薬で改善したりしますが、慎重な対応が必要です。」最後に、フィナステリド単剤治療を始める方へのアドバイスをお願いします。田中先生「まず、自己判断で個人輸入などはせず、必ず医師の診断のもとで治療を開始してください。そして、効果には個人差があること、継続が重要であることをご理解いただき、定期的な診察を受けていただきたいです。生活習慣の改善も併せて行うことで、より良い結果が期待できます。」

  • 50代薄毛女性向け。失敗しないショートヘアの選び方

    円形脱毛症

    50代を迎え、薄毛が気になり始めた女性にとって、髪型選びは重要なポイントです。特にショートヘアは、薄毛をカバーしやすく、若々しい印象を与えてくれるため人気がありますが、選び方を間違えると逆効果になってしまうことも。ここでは、50代薄毛女性が失敗しないショートヘアを選ぶためのポイントをいくつかご紹介します。まず大切なのは、「トップのボリューム」です。薄毛が気になる部分の多くは、頭頂部や分け目。そのため、トップに自然なボリュームが出るようなカットが不可欠です。レイヤーを効果的に入れたり、パーマで根元を立ち上げたりすることで、ふんわりとした立体感を出すことができます。逆に、トップがペタッとしてしまうような重めのスタイルや、段差のないワンレンショートは避けた方が無難です。次に、「シルエット」です。特に後頭部に丸みを持たせたシルエットは、頭の形をきれいに見せ、若々しくエレガントな印象を与えます。絶壁が気になる方や、首を長く見せたい方にもおすすめです。襟足はすっきりとさせることで、メリハリのある美しいシルエットが完成します。また、「前髪」も重要な要素です。前髪を作ることで、額の広さや生え際の薄さをカバーしやすくなります。ただし、重すぎるぱっつん前髪は顔の印象を強くしすぎるため、軽やかさを出すために少し量を調整したり、斜めに流したりするのがおすすめです。分け目が目立たないように、ジグザグに分けたり、あえて分け目をつけないスタイルも効果的です。「髪色」も印象を大きく左右します。暗すぎる髪色は、地肌とのコントラストが強くなり、かえって薄毛が目立ってしまうことがあります。少し明るめのカラーや、ハイライト、ローライトなどを入れて立体感を出すと、髪に動きが出て薄毛が目立ちにくくなります。白髪染めをする際も、真っ黒に染めるのではなく、自然なブラウン系やアッシュ系などを選ぶと良いでしょう。そして何よりも重要なのが、「美容師とのカウンセリング」です。自分の髪の悩みや希望するスタイルをしっかりと伝え、髪質や骨格、ライフスタイルに合った提案をしてくれる美容師を選びましょう。写真などを見せてイメージを共有するのも効果的です。これらのポイントを押さえて、自分にぴったりの素敵なショートヘアを見つけてください。