AGA治療を開始して2年が経過すると、治療初期の新鮮さや劇的な変化への期待感が薄れ、治療に対するモチベーションを維持することが難しくなってくる方もいるかもしれません。特に、効果が安定期に入り、目に見える変化が少なくなってくると、「このまま続けて意味があるのだろうか」「いつまで続ければ良いのだろうか」といった疑問が湧き、治療への意欲が低下してしまうこともあります。しかし、AGAは進行性の脱毛症であり、治療を中断すれば再び薄毛が進行する可能性が高いことを理解しておく必要があります。したがって、2年目以降も治療を継続していくためには、明確な目標設定とモチベーション維持の工夫が重要になります。まず、治療のゴールを再設定してみましょう。治療開始当初のゴールは「発毛させること」「薄毛を目立たなくすること」だったかもしれません。2年目を迎え、ある程度の効果が得られているのであれば、次のゴールは「現状を維持すること」「QOL(生活の質)を向上させること」といった、より現実的で持続可能な目標にシフトすることも考えられます。例えば、「毎朝のスタイリングが楽になる」「自信を持って人と会えるようになる」といった具体的な目標を設定することで、治療への取り組み意義を見出しやすくなります。次に、モチベーションを維持するための工夫です。定期的に治療前後の写真を比較してみることは、これまでの成果を客観的に確認でき、治療継続の励みになります。また、信頼できる医師と定期的にコミュニケーションを取り、髪の状態や治療方針について話し合うことも重要です。医師からの励ましや客観的な評価は、安心感と治療への意欲を高めてくれます。同じようにAGA治療に取り組んでいる人の体験談を読んだり、オンラインコミュニティなどで情報を交換したりすることも、孤独感を和らげ、モチベーション維持に繋がる場合があります。ただし、他人と比較しすぎたり、効果の出ない情報に惑わされたりしないよう注意が必要です。そして、AGA治療だけに意識を集中しすぎず、髪以外の趣味や楽しみを見つけることも大切です。生活全体が充実していれば、AGA治療も前向きに捉えやすくなります。AGA治療は長期戦です。焦らず、諦めず、自分なりの目標とペースを見つけて、上手に付き合っていくことが、最終的な満足度に繋がるでしょう。
— AGA —
AGA治療2年目。モチベーション維持とゴールの設定
2022年11月28日