40代を迎え、M字型の薄毛が気になり始めた男性は、適切なスタイリング剤を選び、正しいテクニックで使うことで、M字部分を効果的にカバーし、清潔感のある若々しいヘアスタイルをキープすることができます。まず、スタイリング剤を選ぶ際の基本は、「軽さ」と「適度なキープ力」です。重すぎるスタイリング剤、例えば油分の多いポマードやハードすぎるジェルなどは、髪がペタッとしてしまい、かえってM字部分や頭皮の透け感を強調してしまう可能性があります。40代のM字型薄毛カバーには、髪に自然なボリュームと動きを出しつつ、軽やかに仕上がるものが適しています。具体的なスタイリング剤としては、「ワックス」が最も一般的でしょう。様々な種類がありますが、M字カバーには、ファイバー系やクレイ系など、比較的軽くてセット力があり、マットな質感に仕上がるものがおすすめです。ツヤ感が出すぎるものは、光の反射で地肌が目立ちやすくなることがあるので注意が必要です。ワックスを使う際は、まず手のひら全体によく伸ばし、髪の内側から持ち上げるようになじませ、トップにボリュームを出します。M字部分の髪は、指でつまむようにして毛束を作り、自然にかぶせるように、あるいは少し立ち上げるようにセットすると良いでしょう。「ヘアスプレー」も有効なアイテムです。ワックスで形を作った後、キープ力の弱いスプレーを全体に軽くかけることで、スタイルを長時間維持できます。この時、髪から20cmほど離して、内側からスプレーすると、ふんわりとした質感を損なわずにセットできます。また、「ドライシャンプー」や「ボリュームアップパウダー」といった製品も、補助的に使うことで効果を発揮することがあります。ドライシャンプーは、頭皮の余分な皮脂を吸収し、髪をサラッとさせることで、根元の立ち上がりをサポートします。ボリュームアップパウダーは、髪に微細な繊維を付着させ、一時的に髪を太く見せる効果が期待できます。ただし、これらのアイテムは使いすぎると不自然に見えることもあるので、あくまで補助として少量から試すのが良いでしょう。スタイリング剤を使う際の共通の注意点としては、「つけすぎない」こと、そして「頭皮に直接つけない」ことです。夜には必ずシャンプーでしっかりと洗い流し、頭皮を清潔に保つことを忘れないでください。
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40代M字型薄毛。スタイリング剤選びとテクニック
2020年6月24日