くせ毛の悩みを解消し、美しいストレートヘアを手に入れることができる縮毛矯正。しかし、その一方で髪や頭皮へのダメージも気になるところです。特に薄毛を心配されている方にとっては、できるだけ負担をかけずに施術を受けたいと考えるのは当然でしょう。美容師の立場から、薄毛を招かない、髪と頭皮に優しい縮毛矯正の受け方のポイントをお伝えします。まず最も重要なのは、信頼できる美容師を選ぶことです。縮毛矯正は、薬剤の知識、毛髪科学の理解、そして高度な技術が求められる施術です。経験豊富で、カウンセリングを丁寧に行い、お客様一人ひとりの髪質や状態に合わせた施術を提案してくれる美容師を見つけましょう。次に、カウンセリングでの情報共有です。「薄毛が気になっている」「以前、縮毛矯正で髪が傷んだ経験がある」「頭皮が敏感である」など、ご自身の髪や頭皮の状態、悩みを正直に伝えてください。これらの情報は、美容師が最適な薬剤を選定し、施術方法を工夫する上で非常に重要になります。遠慮せずに伝えることで、より安全で負担の少ない施術に繋がります。施術内容については、美容師からの提案をよく聞き、疑問点があれば遠慮なく質問しましょう。例えば、ダメージを最小限に抑えるために、髪のpHをコントロールする処理剤を使用したり、高品質なトリートメントを併用したり、アイロンの温度を低めに設定したりといった工夫が考えられます。また、薬剤を頭皮に直接つけない「ゼロテク」と呼ばれる塗布技術も、頭皮への刺激を軽減するのに有効です。施術頻度も重要なポイントです。髪への負担を考えると、縮毛矯正は頻繁に行うべきではありません。理想は、伸びてきた根元部分だけをリタッチすることです。全体への施術は、髪の状態を見ながら、できるだけ間隔を空けるようにしましょう。美容師と相談し、ご自身の髪に合った適切な施術サイクルを決めることが大切です。そして、施術後のホームケアも非常に重要です。美容師から、ご自身の髪質に合ったシャンプーやトリートメント、正しい洗い方、乾かし方などのアドバイスを受け、それを実践してください。日々の丁寧なケアが、縮毛矯正によるダメージを軽減し、美しい髪を長持ちさせる秘訣です。薄毛を気にされている方も、これらのポイントを押さえることで、髪と頭皮への負担を最小限に抑えながら、縮毛矯正のメリットを享受することができるはずです。
— 円形脱毛症 —
美容師が教える。薄毛を招かない縮毛矯正の受け方
2024年3月25日