70代を迎えると、多くの方が髪のボリュームダウンに悩まされます。髪一本一本が細くなったり、全体の量が減ってしまったりすることで、以前のようなふんわりとしたスタイルが作りにくくなるのです。そんな悩みを抱える70代の女性にとって、ショートヘアはボリュームアップ効果が期待できる心強い味方です。しかし、ただ短くするだけでは十分ではありません。カットやスタイリングの工夫によって、さらに効果的にボリューム感を演出し、若々しい印象を与えることができます。まず、カットで重要なのは「レイヤー」の入れ方です。トップの部分に適切にレイヤーを入れることで、髪の重なりが生まれ、自然な立ち上がりとボリューム感を出すことができます。特に、つむじ周りや頭頂部など、ボリュームが出にくい部分には効果的です。また、後頭部にも丸みを持たせるようにカットすることで、頭の形を美しく見せ、全体のシルエットに立体感が生まれます。次に、「パーマ」の活用もおすすめです。髪が細く、ペタッとしやすい方には、根元を立ち上げるようなポイントパーマや、全体にゆるめのボディパーマをかけることで、ふんわりとした質感をプラスすることができます。パーマがかかっていると、朝のスタイリングも楽になり、手ぐしで整えるだけで自然なボリュームをキープしやすくなります。ただし、70代の髪はデリケートになっている場合もあるため、髪への負担が少ない薬剤を選んだり、パーマをかける頻度を美容師と相談したりすることが大切です。そして、日々の「スタイリング」もボリュームアップには欠かせません。シャンプー後、ドライヤーで髪を乾かす際には、まず根元から乾かすことを意識しましょう。特にボリュームを出したいトップの部分は、髪を持ち上げながら、下からドライヤーの風を当てるようにすると、根元が立ち上がりやすくなります。分け目が目立たないように、左右から風を当てたり、指でジグザグに分けながら乾かすのも効果的です。スタイリング剤は、軽めのワックスやムース、あるいはボリュームアップスプレーなどを選び、髪の内側から持ち上げるようになじませます。つけすぎると髪が重くなり、逆効果になるので注意しましょう。これらのカット、パーマ、スタイリングの工夫を組み合わせることで、70代のショートヘアでも、ふんわりとした若々しいボリューム感を実現することができます。
— 抜け毛 —
70代髪型ショート、ボリュームアップの秘訣
2020年4月3日