抜け毛で病院に行くべきか悩むあなたへ
最近、枕につく髪の毛の数が明らかに増えた。ブラッシングするたびに、ごっそりと抜けてしまう。そんな経験から、これは何かの病気ではないかと不安に駆られている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、病院へ行くべきかどうかの判断は難しいものです。まずセルフチェックとして確認したいのは、抜け毛の量と質、そして他に体の不調がないかという点です。一日あたり百本程度の抜け毛は正常なヘアサイクルの一部ですが、明らかにそれ以上の量が毎日続く場合は注意が必要です。特に、髪を洗っているときに指に絡みつく量が以前の倍以上に感じられるようなら、一度立ち止まって考えるべきでしょう。また、抜けた毛の毛根部分をじっくり見てみてください。自然に抜けた健康な毛には、マッチ棒の先端のような白っぽい膨らみである毛球がついていますが、病的な抜け毛の場合、毛根が萎縮して尖っていたり、黒く変形していたりすることがあります。これは毛根が十分に成長しきらないうちに抜けてしまったサインかもしれません。さらに、頭皮に赤みやかゆみ、痛み、フケが異常に増えていないかも重要なチェックポイントです。脂漏性皮膚炎などの頭皮トラブルが抜け毛を助長していることもあります。そして何より大切なのが、抜け毛以外の全身症状です。急な体重の増減、ひどい疲れやすさ、気分の落ち込み、指先の冷え、皮膚の乾燥、生理不順など、思い当たる節があれば、それは体内で何らかの異常が起きているサインかもしれません。これらのサインが複数当てはまるなら、迷わず皮膚科や内科の専門医を受診することをお勧めします。早期の相談が、あなたの不安を解消し、健康を守るための最も確実な第一歩となるのです。