私たちの体は食べたもので作られていますが髪の毛も例外ではありません。いくら外側から高価な育毛剤を塗っても材料となる栄養素が不足していれば丈夫な髪は育たないのです。特に50代女性はダイエットや偏った食生活によってタンパク質やミネラルが不足しがちでありそれが髪の痩せ細りに直結しているケースが多く見られます。頭頂部の透け感が気になり始めたらまずは毎日の食事を見直す「食事改革」が必要です。髪の主成分はケラチンというタンパク質です。そのため良質なタンパク質を毎食片手の手のひら分程度摂取することが基本となります。肉や魚だけでなく納豆や豆腐などの大豆製品を積極的に摂りましょう。特に大豆には女性ホルモンに似た働きをするイソフラボンが含まれているため更年期の薄毛対策には最強の食材と言えます。次に重要なのがミネラルの一種である亜鉛です。亜鉛は摂取したタンパク質を髪の毛に合成する際に不可欠な栄養素ですが現代人の食生活では不足しやすいと言われています。牡蠣や豚レバーナッツ類に多く含まれていますが吸収率が悪いためビタミンCやクエン酸と一緒に摂る工夫が必要です。また閉経前の女性は鉄分不足による貧血が薄毛の原因になっていることもあります。レバーや赤身の肉ほうれん草などで鉄分を補給し頭皮の隅々まで酸素と栄養を運べる血液を作ることが大切です。逆に避けるべきなのが糖質の摂りすぎです。甘いお菓子や炭水化物を過剰に摂取すると体内で「糖化」という現象が起き頭皮の血管や組織を老化させてしまいます。また高脂肪な食事は皮脂の過剰分泌を招き頭皮環境を悪化させる原因となります。極端な食事制限ダイエットは髪にとって自殺行為です。栄養不足を感知した体は生命維持に重要ではない髪への栄養供給を真っ先にストップしてしまうからです。すぐに効果が出るわけではありませんが半年後一年後の自分の髪を作るのは今日の食事です。バランスの良い食事を美味しく楽しむことが体全体の若返りとともに髪のボリュームアップにもつながっていくのです。
細い髪を太く育てる50代からの食事改革